日本語の達人の逝去を惜しむ
作家、田辺聖子さんの近況を余り聞かない、と思っていたのだが訃報をニュースで知った。 まことに惜しい「日本語の達人」のこの世からのご卒業である。...
View Article札幌児相の虐待死への“加担”
相次ぐ児童の虐待死と共に指摘されるのが児童相談所の対応の杜撰さである。 詳細はもう報道で皆さんご存知だろうから省くが、札幌児相の対応が言語を絶する酷さだ。 あざや傷がないから虐待と認めず、とは一体なんだろう。2歳の子が体重6キロ。たとえは不適切だが、(解りやすくするために)小型犬並の体重をなぜ疑わないのか。そして実際にはアザはあった。...
View Article38歳がぎりぎり若さの限界?
「エリカ38」という映画を日比谷シャンテで観てきたのが昨日。前日、ネット予約した時は空席だらけで、個人的に存じ上げている奥山和由さんの製作なので、残念だったなあと思っていたのだが、当日はウィークデーの4時半からの上映なのに、いきなりほぼ満席だった。...
View Article思わぬ所で、フレディ・マーキュリーのコスプレに遭遇
奥山和由さんに勧められて「僕はイエス様が嫌い」を見に行ったTOHOシネマズ日比谷の廊下で、不思議なコスプレの二人に遭遇した。緋色のマントを羽織王冠をかぶったのと、口ひげを蓄えた二人は、どう見てもフレディ・マーキュリー。 いや、まさか、とTOHOシネマズ日比谷のラインアップを見てみたら、その「まさか」があったではないか。 「ボヘミアン・ラプソディ“胸アツ”応援上映」...
View Article梅雨の晴れ間
雨が降ってくれなければ稲が育たないのだし、と梅雨時の雨をかこつことは控えているのだがつかの間の息抜きのように日がうっすら差してくれるとありがたい。 しかし、政治に目を向ければ晴れ間とてなく雨の降り続けで、せめてそこには触れずにおくほうが精神衛生にはいいのだが、かといって言わぬのも腹に毒素がまわる。...
View Article香港の市民運動を支持する
雨上がりの街を歩いていたら「うどんの、はまぐりペペロンチーノ」という看板メニューに誘われ、ふらふらと店内へ。 まぁ、それなりに。美味しくなくもなく。はまぐりから出た出汁に、にんにくが加わっているのだから、それなりに。...
View Articleノーベル賞狙いの北欧なのか、文在寅大統領
文在寅大統領が6泊8日もの予定を組んでフィンランドとノルウェー、スウェーデンの北欧3カ国を訪問という記事を読み、G20を目前に日本との見せかけだけでも関係立て直しをせねばならぬ時にのんきな? といぶかしかったのだが、ノルウェーのオスロ大学で「朝鮮半島平和構想」について語るという、その「平和」の文字に、あ、ノーベル平和賞狙いか、とふと。...
View Article日々新たな言葉を
「最澄と空海」という本を、出先でちらちら読んでいたら学者の書いた文章にしては色気があり言葉が芳醇。いくらか驚いて、表紙で著者名を見たら梅原猛だった。なるほど。 うかつな話だが、その時々関心のある書物をとりあえず注文しておき、それが数冊読まぬまま放置してあり、その中の一冊が「最澄と空海」だったのだが、著者名を失念したまま、中を開いたのだった。...
View Article文在寅大統領のカラ平和論
文在寅大統領の、これといった懸案も見当たらない唐突な北欧訪問は、金大中氏に続きたいノーベル賞受賞のための根回し旅行だった、と私は相変わらず思っているが、受賞は無理である。 お金にあかせて金大中氏がやり遂げたのは、6.15首脳会談とシドニー五輪共同入場、離散家族面会だが、その後の南北の平和に何の寄与も結局していないのだし、まして文在寅大統領には、目論んだことが空回りで、何の実績もない。...
View Articleゴジラに国民栄養賞を
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』特別メイキング映像/音楽:ベア・マクレアリー ハリウッド版ゴジラの第二弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のテーマ曲が素晴らしいことは以前書いたが、音楽のメイキングビデオを観てなおその感を深くした。 和太鼓や日本の祭りの掛け声が入っていることは承知していたが、よもや僧侶たちの読経(たぶん般若心経)が仕込まれているとは思わなかった。...
View Article防衛。日本は本腰を。
先にトランプ大統領の「ホンネ発」として日米安保の破棄について記したが、官邸と当のアメリカが発言はなしとして即刻否定声明を出すまでもなく、当面は実行があり得ないことは自明。日本におけるアメリカ軍基地は、インド太平洋地域における国家安全保障という点で利点はアメリカにもある。まして、ついこの間のトランプ大統領来日の際、日米安保の盤石をアピールした直後である。...
View Article年上の女
フランスのマクロン大統領については、昨日G20に先立って安倍総理と会談、イランの核開発を制限する2015年の核合意維持の重要性を共有した、ということと北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた連携に合意したという最新の報道を読んだくらいで、大統領について何か述べるほど知識を持たない。...
View Article高島忠夫さんを悼む
昨日、高嶋政宏くんのことを書いた早々に高島忠夫さんの訃報に今朝接した。 高島忠夫さんが高嶋家のキッチンで、玉こんにゃくを煮ていたら政宏くんが「そういうの井沢さんが好きなんだよね」と言ったそうで、「おお、じゃあ届けて差し上げよう」と、鍋ごと拙宅に届けてくださったのが、もう遠い昔のことである。生憎、留守居の者もおらず隣家に預けていてくださった。お礼を直接申し上げられなかったのが、悔やまれる。...
View Article雨が上がったつかの間に
「暴れん坊将軍」で、高島忠夫さんが家老役をやられていたのだが、現在再放送のシリーズでは他の方である。 シリーズを再放送でまとめて見ているとお約束の定番に到るまでの試行錯誤の跡が見えて面白い。ドラマの発想はおそらく吉宗公の目安箱からだと思われ、目の付け所が秀逸だと思う。...
View Article至福のアンチョビ・ガーリック枝豆
アンチョビが日本に定着する遥か以前のことだ。メルボルンに暮らしている頃、食品マーケットで(あ、イカの塩辛に似ている)と、イタリア人の魚屋さんから買ったのが、二十代のはじめ。...
View Articleホワイト芸人と、ホワイト国家
ホワイト芸人のほうは、もうさんざん意見は出尽くしているし、今更私が何かを言うべきこともないのだが、このほど日本が韓国を「ホワイト国家」から外し、要するに優遇措置を廃したその後の成り行きを見ていると今後の展開からも目が離せず、さながらよく練られたドラマを見ているようだ。 成り行きを観察していると、これはおそらく米国も承知のストーリー展開だな、と「作者」安倍官邸の作劇術が透けて見えて来るようだ。...
View Articleキッシンジャーの洗脳を脱したか?トランプ大統領
靖国参拝はじめ、日本にいかに理があろうと韓国が理不尽であろうと、日本に我慢を強いて、仲良くしろと、上から押し付けてきていたのがアメリカであるが、トランプ大統領になってから風向きが著しく変わって来たように思う。 いくつか理由があろうが、日本を生理的に毛嫌いし中国を熱愛するヘンリー・キッシンジャーの洗脳にトランプ大統領が染まっていないことにも理由があるのかもしれない。...
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